ツムタクの歩き遍路2018/付録②持ち物
持って行って便利だったもの。
・ 液体洗剤
Mujiで買った小さなプラスティック容器に入れていた。
・ 小型のリチウムバッテリー
毎日出発前にフル充電にしておけば不要と言えますが、不測の事態(南海地震など)に備えて持っておくべきかと思います。重いのでスマホを2回充電できるくらいの小型を念のために持ち歩いていました。
蛇足ながら、グーグルマップには何かとお世話になりました。ボーッと歩いていて遍路道から知らず知らずのうちに外れていたり、道路工事(高速道路?)のため遍路シールが見つからない時にお世話になりました。本文中に書きましたが、八丁坂茶店跡への道では山の中だったのでグーグルマップは全く役に立たず、遍路シールを探してウロウロ右往左往しました。
・ 靴下
厚手の靴下も毎日歩いているとヘタってきます。重いものではないので予備を一足持っている方が良いかと。
・ 遍路地図のコピー
遍路地図そのものは持参せず。必要ページをA3両面コピーしたものをポケットに入れて歩いていました。分岐点などを歩きながら確認することが多く、本の状態では不便かと。
ツムタクの歩き遍路2018/付録①装備・服装
1:バックパック
完全防水のバックパック(21L)を使用。大きさ(内容量)的には十分でした。完全防水というだけあって土砂降りの中を歩いても中身は全く濡れませんでした。欠点は普通のバックパックに比べると少し重いこと(約900g)。
車からの視認性を意識して明るい黄色(結構目立つ)を選択。途中で出会った歩き遍路さんからは「よく目立ってますよ」と言われていました。
2:靴
ミドルカットのモンベルのライトトレッキングシューズとスパッツ(時に応じて)を使用。
途中の遍路道は、イメージとして
35%:国道/県道の歩道または路側帯、交通量多い
35%:一般の舗装道路(昔の街道とか旧道)車はあまり走っていない。
30%:山道(非舗装または簡易舗装)やあぜ道のような土の道
という感じでしょうかね?
舗装された道路を歩くことが多いので硬いソールは不向きです。歩いた時にソールが曲がるくらいの硬さでないと足裏や足&脚への負担が大きい。
→ 本格的なトレッキングシューズはソールが硬すぎるかと・・・
また山道では、落ち葉の積っているような柔らかな道もあれば、石がゴロゴロしていたり雑草が生えているところを歩いたりもします。
→ ジョギングシューズやスニーカーはちょっとしんどい。ローカットよりはミドルカットの方が安心&安全。
水溜りや雨の日も歩きます。
→ スパッツをつけると雨の侵入も防げますし、山道では小石や小枝が入るのも防げます。
3:レインウエア
山歩き用の上下に分かれたレインウエアを使用。
着脱が面倒くさいし結構蒸れます。利点は、防寒着としても使える点。(11月の久万高原や高い所の札所・・横峰寺や雲辺寺・・は涼しいを通り越して少し肌寒かった。)
雨を防ぐことだけで評価すれば、ポンチョの方が優れているかもしれない。
4:笠
モンベルの山歩き用の笠を使用。メッシュなので涼しく、また前が少し長く後ろが少し短めのデザインなので前方からの直射日光をより良く遮ってくれる。但し、同行二人などの文字はありません。カバーがついている(使わない時は折りたたんで笠のてっぺん内側に収納、クッションにもなる)し、半分に折りたたむことができるので帰路はバックパックの中に入れて持って帰れます。
5:白衣
一歩いっぽ堂の化繊の白衣(長袖)を使用。前に大きなポケット(ドラえもんのポケットのような)がついていて便利。化繊なので洗濯してもすぐに乾く
ツムタクの歩き遍路2018/35日目(11月13日)28km/1123m
最終日。でも雨模様。
スタートの初日が雨、最終日も雨、ということで
バランスがとれているということなんだろうか
5:26 ルートイン橋本
途中のセブンイレブンでバナナ・おにぎり(赤飯おこわ)・芋けんぴを買う。
5:49 橋本駅
逆方向なので乗客はいない。
6:15 九度山駅
やはり雨。真田幸村が幽閉されていたので六文銭の旗印があちこちに。
6:35 慈尊院
空海さんの母上が住み暮らしていたのでここが町石道のゴールだが180町を逆に辿る。
雨は少し小止みになったが急坂が続く。六本杉までの36町(一里)で500m強登る。
7:57 六本杉
ここからは快適な山道。上り下りはあってもそれなり。
8:26 二つ鳥居
9:17 笠木峠
10:14 袈裟掛石
10:40 矢立
この辺りから雨が少しずつ強くなってきた。
休憩所でレインウエアを着てスパッツを付ける。
最後の1kmが急坂。
11:52 大門
外人観光客が多い。ひょっとすると日本人より多いかも・・・
13:00 奥之院
最後のご朱印をいただいた後で、「お杖を納めたいのですが?」と尋ねたところ、
「お杖は納めるものではありません。あなたが亡くなった時に棺に入れて貰いなさい(だから家に持って帰りなさい)」ということでした。
バス待ちの間に、レインウェアを脱いで街中(大阪、新幹線車中&東京)でも奇異に思われない服装に着替える。
バスで高野山駅(ケーブルカー)へ行き、極楽橋、橋本、なんば、
新大阪経由で東京へ、東京駅からタクシーで自宅へ(21:15着)
ツムタクの歩き遍路2018/34日目(11月12日)17km/531m
6:20頃から朝食。生卵を割ってみると何と黄身が二つ。(他の人も同じく)
結願を迎える人には黄身が二つ入っている卵をいつも用意している、お大師さんと二人旅と女将さん。女将さんの見送りを受けて出発。
6:58 あづまや旅館
お遍路交流サロンまではアスファルト道。
7:37 一心寺
8:09/8:42 お遍路交流サロン
お遍路大使に任命してもらった。
女体山の誘惑を振り切って、勧められた旧遍路道を進むことにする。
残土処理場を過ぎると静かな林道が続く。車には全く会わない。
9:33 額峠
ここからR3を歩く。結構車は多い。
9:51 細川家住宅(重要文化財)に立ち寄る。
11:03 88番札所 大窪寺到着。
紅葉の季節。人が多い。
特段の感慨も湧いてきません、不思議と。
門前のお店で名物の打ち込みうどんを食べてから、13:30発のコミュニティバスで高速志度へ
高速バス(14:17発)で難波へ(17:27着予定だったが、約40分遅れた)
難波発18:24の特急りんかん5号で橋本へ(19:12着)
雨模様。
19:45 ルートイン橋本
大浴場でゆっくりする。
明日晴れるといいなぁ・・・(予報は小雨のち曇り)
ツムタクの歩き遍路2018/33日目(11月11日)27km/560m
距離的には余裕のある一日。
7:01 ビジネスホテルプリンス
7:41 屋島小学校
早朝登山の二人連れに会う。
年配の方がもう一人を指差して「この人、4回目なんやで」
4回目?? 「今日4回目という事!」「今朝ですか?」「そうそう」
色んな方がいます。一回登るのも結構しんどいのに・・・
8:15 84番札所 屋島寺
立派なお寺です。とても大きなたぬきがいます。
遍路地図の赤い点線に従って歩きましたが、この道を通るのはやめましょう。特 に雨の日はやめましょう。危険が危ないです。
9:59 洲崎寺
10:11 山田屋うどん
朝っぱらから結構たくさんお客さんが入っています。
腹ごしらえが済んだら、ケーブルカーの横をひたすら上がって行く。
10:53 85番札所 八栗寺
12:11 道の駅 源平の里 むれ
この辺りの道は志度寺まで旧道っぽく、歩いていても心楽しい。
12:50 平賀源内旧宅
12:54 地蔵寺
13:01 86番札所 志度寺
R3はそんなに車も多くない。遍路橋という名前の橋を渡って長尾寺へ。
14:51 87番札所 長尾寺
15:25 あづまや旅館・・・長尾寺の山門のすぐ前です。
母から娘に受け継がれた昔ながらの遍路宿。
ご主人との出会いも話の中に出てきたり・・。(まあ、のろけですかね!?)
おススメです。
ツムタクの歩き遍路2018/32日目(11月10日)29km/441m
* 白峯寺まで車で送って貰った。(旅館みきのお接待)
同宿だったもう一人の歩き遍路さん(北海道からの区切り打ち)は八十場駅そばで下車し白峯寺を目指す。
7:03 白峯寺
朝日の当たる紅葉が美しい。ここからは風情のある遍路道。歩き遍路の特権。
8:04 十九丁
8:42 82番札所 根香寺
讃岐の札所は階段が多い印象。ここもその例に漏れず。
紅葉がきれいだ。
9:41 十九丁
風情のある山道がしばらく続く。民宿青空屋一緒だった歩き遍路さんとバッタリ出会う。80番から順番通りに打っていると。
11:18 80番札所 国分寺
11:35 三嶋屋/うどん・・・どこで食べても美味しい。さすがはうどん県。
今日も暑い。次のコンビ二でアイスを食べよう!
12:37 遍照院
12:54 セブン
R12は歩道がちゃんとしているので、歩きやすいのは歩きやすいが楽しくない。
13:49 83番札所 一宮寺
さあ、あとは今夜の宿に行くだけ。
高松市内はグーグルマップのお世話になる。
16:16 ビジネスホテルプリンス
高松市内中心からは少し離れているが、清潔なビジネスホテル。
ツムタクの歩き遍路2018/31日目(11月9日)34km/323m
雨は夜明け前に上がった。ラッキー。
ふれあいパークみのからタクシーで甲山寺へ
7:06 74番札所 甲山寺
かたパン(石パン)を買う(今晩のお宿へのお土産も一緒に)
7:52 75番札所 善通寺
大きなお寺。さすがだ。
8:53 76番札所 金倉寺
雲辺寺からの下りでぶつけたところが腫れて痛い。お杖に頼りながら歩く。
我慢して歩いていると痛みを感じなくなってくるから不思議。
10:09 77番札所 道隆寺
どこかお店でお昼ごはんを食べたい。すき家の看板があったのでそれを目当てに歩いて行く。と、すき家の直前に餃子の王将を発見
11:39 王将
広いボックスシートを一人で使わせていただき感謝。
R33と別れて郷照寺へ。
12:19 78番札所 郷照寺
13:22 JR坂出駅
コインロッカーにリュックを置いて身軽になって再スタート。
14:34 手打ちうどん てっちゃん
セルフのうどん屋さん。腹ごしらえができたので白峯寺を目指す。
遍路シール(マーク)が少なく不安。
15:38 分岐・・・車/4km、歩き/1km の表示あり。
山道の階段を少し登ると、石段が延々と続く。ひいひい言いながら上にたどり着くと、崇徳院の白峯御陵のところ。清浄な雰囲気。観光客もほとんどいない。
15:56 81番札所 白峯寺・・・紅葉が見事。一週間後くらいが見頃とのこと。やはり山の上のお寺はいいなぁ
JR坂出駅までタクシーで移動し荷物をピックアップ。
17:02 旅館みき
母から娘へ引き継がれた遍路宿。ホスピタリティに溢れたいいお宿です。(設備的にはちょっと古いですが)